同僚との人間関係ももちろん面倒だし、体力的にもキツいことはあるけど、それ以上に心がすり減る。
よくある介護のイメージって、ニコニコしてるおばあちゃんが車いすに座ってて、介護士が優しく付き添ってる、みたいな穏やかな場面を思い浮かべがちだけど、現実はそんなきれいごとばかりじゃないのよね。
実際には、認知症の影響で怒りのスイッチが入りやすく、すぐに怒鳴る人もいるし、わがままを言って介護職員を困らせる人もいる。
そういう利用者に対応するのは本当にストレス。怒鳴られるのがイヤなのはもちろんだけど、怒りや暴言が充満している空間にいること自体がめちゃくちゃ苦痛。
接客業ならそういった客がいてもその場限りで終わるかもしれないけど、介護の場合は同じ人とずっと関わっていかなきゃいけない。
昔、デイサービスに勤めていたとき、65歳くらいの若さで高次脳機能で片麻痺、脳血管性の認知症を患ってる男性利用者がいたんだけど、この利用者は本当に最悪だった。ろれつが上手く回ってなくて喋りがつたないからよく聞き返しちゃうんだけど、
一回聞き返すだけで「なんだおまえっ!理解力低いなぁ!バカ!!」と大声で怒鳴られる。
心を殺して流すようにしてたけど、どんどん精神がすり減っていったな。ここはこの利用者が原因で心が病んで逃げるように辞めてしまった。
あまりに度が過ぎていたら本来だったら退所やサービスを断ったりできるんだけど、実際に退所にいたるケースはほとんどなかったな。声かけや関わり方が悪いって批判を受けることさえある。介護現場の多くは介護職の我慢や忍耐で成り立っている仕事だと常々思う。
面接や職場見学の段階でこういう利用者がいないか確認して入職したとしても、新規利用者で粗暴な暴言・暴力がある利用者が入ってくる可能性もあるし、この問題については、働き手が割り切ることができないと介護職をやるのは難しいと判断した。
同じような考えの人、結構いるんじゃないかなぁ。
↓↓↓↓ポチっと押していただけると更新のモチベーションになります!↓↓↓↓
0 件のコメント:
コメントを投稿